こんにちは、金子です^^
2ヶ月ほど前に、ハチと名付けた仔猫を新しく家族に迎えたことをこちらのブログでも紹介させていただきましが、ハチのその後のお話です🐾
ハチはとても人懐っこく甘えん坊のかまってちゃん。
毎日元気に過ごしていたのですが・・・
実は・・・とても難しい病気を抱えている子でした💦
門脈体循環シャントという病気をご存知でしょうか?
ハチを迎える以前も20年近く猫2匹と暮らしていましたが、私は初めて聞く病気でした。
猫では発症率2%とも言われる大変珍しく、また見つけにくい病気だそうです。
通常は血液が門脈(正常な血管)を通り肝臓で解毒されて体内を巡るのですが、シャント(異常な血管)があることにより解毒されないまま体内を巡ってしまいます。
病気が進行すると肝性脳症を起こし、よだれ、ふらつきが起こったり、重症化すると徘徊行動、痙攣発作、昏睡状態になり、最悪、死に至ります。
ハチには生まれつきこの門脈シャントがあったのです。
わが家に迎えて3週間ほど過ぎたころ、ある日突然、うつろな状態でよだれが止まらなくなってしまいました。
翌朝すぐに病院に行き、そのまま入院。
門脈シャントかどうかを判断するにはCT検査が必要だったので、県内の施設の整った大きな病院で検査を受けることになり、病気が発覚しました。
門脈シャントは、手術によってシャントが閉鎖できれば完治も望める病気で、内科治療と食事制限で症状の緩和はできます。
実は先日、そのCTを受けた同じ病院ですでに手術を受けました。
生後3ヶ月半という小さな体に12針も縫う大きな手術でした💦
今は術後2週間が過ぎましたが、術後の経過も良好で毎日元気に過ごしています。
ハチの場合、シャント(異常な血管)がとても太かったので、一度に閉鎖することができず、合計3回の手術が必要だと言われています。
内科治療と食事制限を継続しながら、2~3か月後にまた2度目の手術を受けます。
ハチはたまたま早期発見、早期治療が開始できましたが、門脈シャントはまだまだ世間的に周知されていない病気で、中には知らないまま命を落としてしまう子もいるそうです・・・
この病気がもっと周知されて助かる子が増えることを願って、こちらのブログでもこの病気のこと、ハチの経験をお知らせしていこうと思います^^